シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

コロナの恐怖

 仕事柄、感染症との関りは大きい。今回の新型コロナウイルス、(何故かコビット19と呼ぶ人がいない)1月の頃はこんな事態になるとはだれも思わなかったのではないか。

 あっと言う間に世界的流行となり、その恐ろしさを今多くの人々が痛感している。SARSやエボラ、MARS 、新型インフルのときもこれほどの大事件にはならなかった。今回の感染症が最も恐ろしいのは、症状のない感染者からも同等にウイルスが移ってしまうことにある。

 これにはもう対処しようがない。全ての人間が感染している可能性があると考えて、対人鎖国をするしかない。それはグローバル社会の崩壊に繋がる。諸星大二郎のデビュー作「生物都市」では、主人公は最後に文明の無い原始的なサバイバル生活に逃げた。それが現実となりつつある。

 蔓延は遅らせても防ぐことはできないだろう。僅か1か月前、国から警戒すべき対象は中国の2地域だけであったのが、今では全世界である。ワクチンの開発は早急には進まない。人類はウイルスと共存するしかないだろう。

 基礎疾患のある人や高齢者が致死的な影響を受ける・・大いなる力が、食物連鎖から除外された人類の人口過多を是正しようとしているのか。宗教家が鎌首を持ち上げてきそうな世の中となった。