シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

朝ドラ「スカーレット」終了

 スカーレットが終了した。前半、主人公の明るく元気な大阪編までは大変楽しく観ることができた。その後はどうだったか。

 信楽に戻り、いよいよ女陶芸家のステップに入って八郎と出会い、結婚するまではよかった。その後は出会いと別れを足早に展開して女の自立した人生を描いていく・・まったくつまらない。それでも絵付から陶芸へステップするまでは期待を持てた。決定的にダメになったのは、穴窯に固執してからだ。

 女陶芸家になっていく歴史は描かず、犠牲を厭わぬ我がままを押し通す主人公を肯定したような端折り方、実に気に入らない。怒りを覚えるほどだ。

 職人の世界については、「まれ」がとても上手く描いていた。テーマが違うとでも言いたいのだろう。しかし、平日の朝や昼休みに男勝りな女を暗く淡々と見せられてはたまらない。息子が白血病になってからは、暗くならない配慮がうかがえるが、その番組サイドの気遣い自体が、朝ドラに向かないテーマの証明だ。

 史実に沿った話を引っ張ってくるなら、もっと面白いネタはゴロゴロあるだろう。