シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

大脱出2

2013年公開のスタローンとシュワがタッグを組んだ作品の続編。あれは6年も前の映画だったのか・・時間の流れが早すぎるなあ。本作はすでに巷で駄作のレッテルが貼られているので、何がアカンのか興味本位でレンタルした。
 前半は悪くない。また、主役がスタローンではなく、ホアン・シャオミンであって、師匠の教えを回想して謎の刑務所の脱走を図るのもいい。中国資本が大きい理由だろう。東洋のテイストが感じられるのも、前作にはない味として歓迎する。あのまま後半に突入していけば良かったのに、あらゆる方向から来る要望にすべて答えようとしたのだろう。B級アクションばかり作っている監督の弱い立場が透けて見える。
 スタローンとバウティスタは脇をやるにはオーラが強いため、主役を他に置く場合は大変使いずらい。2人に気を使った編集をすると、真打登場みたいになって焦点がボケてしまうのだ。また、スタローンを脇に置くならA級レベルの作品でやるべきで、こんなチープなB級アクションでは違和感が強い。最初からスタローンが主役として引っ張れば、何も問題なかったであろう。それをさせない中国資本の傲慢さが招いた失敗の典型例だ。

 


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