シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

マイ・スパイ

 昨年公開予定であったが、遅れたがために新型コロナの流行と重なり割を喰った作品。

 ジャンル的にはB級アクション・コメディとなろう。主役がデイヴ・バウティスタなので、導入部とクライマックスには派手なアクションがある。しかし、ほとんどは孤独な天才少女と肉体派CIAとのコミカルなふれ合いであり、それがハッピーエンドへの主軸だ。このパターンはシュワのコメディ・アクションに結構見られる。実際、階段を機関銃が発砲しながら落ちていくシーンなんて、「トゥルーライズ」のパロディにしか見えず、確信犯じゃないかと思う。しかし、シュワよりデイヴ・バウティスタの方が無骨な雰囲気があって、コメディとして少女に振り回されるギャップの愉快さがよく出ている。

 デイヴ・バウティスタは、その無骨さゆえにスターには成れんだろうと思っていたが、「ブッシュウィックー武装都市」でも主役としていい味を出していた。ロック様のようなオーラは無いけど、独特の哀愁を感じる。そろそろA級の主役をやっても面白いんじゃないかと思う。


マイ・スパイ