JBLから新作SPが発表された。 STUDIO 6 シリーズといい、いわゆるゼネラルユーザー向けの商品だ。
AV用途を考慮して、センターSPやサブウーハーも同シリーズで展開している。普通なら見向きもしない商品であるが、さすが大手の造りは見事な外観を呈していて、スタジオシリーズとは明らかに路線の事なるファニチャーに触れて観たくなった。
4面をなだらかにラウンドさせた滑らかなエンクロージャーにマッチした曲面ホーンがJBLを主張している。これが手慣れた造りで、ハイエンド機器の面構えを模してなかなかの高級感だ。ググればネオジウムを使ったコンプレッションドライバーの新規搭載と、おいしそうな文句が光る。
ブックシェルフの620、630、フロア型の698と聴かせてもらった。総じて軽い印象の抜け重視な音造りと感じるが、高級機種になるほど落ち着いたバランスになるのはゼネラル品らしさの表れか。価格を見て驚いた。実に安い!近年の小型SPはペアで20万円近いものもザラである中、ハイCPな仕上がりで打って出るのはさすが大手だ。決して買う気はないが。( ̄∇ ̄)