シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

評論家の逝去

 10月に村井裕弥氏に続いて菅野沖彦氏も他界された。
 今年に入って、すぐに貝山知弘氏が亡くなられ、紙面を飾った著名な評論家がどんどん居なくなっていくのは実に寂しいことである。
 菅野沖彦氏は高齢で引退されて久しいが、オイラがここでよく「趣味人」と言う造語を使うのは、オーディオを趣味とすることを文化人レベルまで引き上げた菅野氏の、レコード演奏家という造語に感化された真似事だ。引退される前、ネット・オーディオがパッケージソフトを駆逐することは文化の消失だ、といった事を書いておられたのが記憶に残る。菅野氏は紙面では一切語っていないと思うが、実はFALの実力を認めておられた。重鎮の評論家とは自由にモノが書けないものなのだ。
 対して村井氏はまだ若い。オイラと同世代なのに・・ライターから評論家として、またFALを使う稀有な業界人として、これからの活躍が期待されていたのに、至極残念である。古山のおっちゃんからも、その人柄や趣向を耳にしていた。
 御二方の冥福を祈りたい。