オントモムックのオーディオキットは人気があるらしい。それも、ラックスマンが企画したシリーズはハーモナイザー、アンプ、チューナーと売れ続け、6月にグラフィックイコライザーのキットを発表した。それがLXV-OT9だ。
ハーモナイザーは興味深げに店頭でその効果を確認させてもらった。(2018-5-29 真空管ハーモナイザー 参照)その後のアンプとチューナーには興味がなかったが、グライコには目が留まった。それは、オイラのシステムがトーンコントロールによる調整が必須だからだ。
現在、アキュのプリに付いているトーンコントロールが必需品になっている。以前はFAL専用低域ブースターを使っていたが、壊れてしまったのだ。(直せる人はいない。)そこで、このグライコ・キットの登場である。
価格的にホビーの一つであろうから、メインシステムに組み入れるレベルのものでは無かろうと思った。ところが、紙面で著名な評論家やライターが高く評価しているではないか。注目したのは、ハサミモノとしての挿入劣化が感じられないという意見が多いことだ。メーカーの提灯持ちでも、嘘ではプロの耳が疑われるコメントである。また、後々真空管や抵抗の交換もできるので、長く遊べそうだ。
ということで、初めてキットというものを買ってみることにした。どんなお気に入りの音でも、人は飽きてくる。こんな余興もいいだろう。 ~つづく~