シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

月刊 stereo 2021/06号

 月刊誌stereoを久しぶりに買ってみた。

 本誌を買うのは10数年ぶりだろうか。昔は毎月必ず購入してよく読んでいたものだったが、長岡鉄男や入江純一郎、金子英男といった主力執筆者が他界されてからは魅力が無くなり、購読はオーディオアクセサリー誌に移行したのだった。久々に買う気になったのは、今どきCDでしか聴けない音があると特集を組んているのに興味が湧いたからだ。

 その内容は最新CDPの動向や、CDマイナーレーベルの紹介、クロックの研究といったもので、さほど今のオイラにとって有益な情報は無かった。ただ総じて感じたのは、この先もCDという古びたデジタル規格は無くならないだろうという事。SACDはソフトの隆盛が無くなった変わりに、意外にもMQA-CDが頑張っているようだ。こうした傾向は、評論家の福田雅光氏の影響が強い気がする。

 本誌のテーマとは別で、特許吸音体PHAAの紹介記事が興味深い。FALのC40ESの吸音材を交換してデータを取っており、その効果をFAL技術者も絶賛している。これはおそらく近い将来スペシャル仕様としてFALで採用するに違いない。

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追伸 記事の中にミュージックバードで世界初のMQA放送がスタートすることから、その音の違いを聴き比べていたが、これは実に興味深い。