シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

朝ドラ「半分、青い」終了

「半分、青い」が終了した。個人的には半分煮え切らない作品であった。
 朝ドラは毎日放送し、貴重な仕事の休息時間に再演するNHKの目玉シリーズだ。半年間、このドラマに視聴者をクギ付けさせて引っ張るためには、相当練られたドラマ展開と魅力的なキャラが必須だろう。その点、本作はどうだったのか。
 主人公が漫画家を目指し、成功していくまでは実に面白かった。登場人物のキャラもいい。それがスランプから夢破れ、100円ショップの店員になって惰性と勢いで結婚。地元に戻ってグダグダ・・幼馴染と起業して扇風機の画期的発明。なんとも一貫性のない話だ。オイラはもう後半は早送りで展開だけ確認するレベルにまで興味を失った。
 時代をたくましく駆け抜けていく女性を描くのは、そもそも朝ドラすべての作品に共通するテーマであって、本作の特徴には上げられない。気になる伏線も消化せず、中途半端だ。半分の耳が聞こえないという障害を持ちながら、明るい性格でめげずに夢を追っていく話ではなかったのか。
 朝ドラは、話をドラマチックにする要素として戦争時代を挟むケースが多く、それは好きではない。それより好まぬのは、テーマを昇華するでもない散らかった成り行き話だ。この話の焦点は、幼馴染がくっつくか否かだけであった。