非常に強い台風24号は凄まじい暴風を引き起こして去っていった。
今回の台風は雨よりも暴風が際立った。突然風が強くなり、軒並み被害の報告が入ってくる。そのピークは2時間ほどで、雨はあまり降らなかったのだ。そして、今まで経験の無かった広域大停電である。
信号機がまったく点かない世界は神秘的だった。電気が回復するまで二昼夜掛かった。こうして書き込んでいる今も、オイラの職域で停電している地域が2万世帯ほどある。しかし、つくづく電気に頼り切った生活に反省である。
我が家は幸いガスや水道は大丈夫なのでまだいい。オール電化の家や、水道水をポンプで汲み上げるマンションは、全てアウトなのだ。スマホは充電できず、学生はパニックになっている。
早朝、停電しなかった地域のコンビニへいくと、店内は長蛇の列である。レジに行き着くまで30分掛かった。職場はもちろん自家発電装置で緊急に備えているが、感心したのは事故の救急が殆どなかったことである。信号機が機能していないので、逆に人間は慎重になるのだろう。そして、日本人は譲り合い精神ができていると感心した。
停電になって、良いことが一つだけあった。ＴＶも何もない世界。家にはラジオも無いのですることが無い。いつもなら2階に籠るムッス〜が居間に降りて暇つぶしの会話となる。こんなに長く話をしたのは何年ぶりだろうか。
南には25号が迫ってきている。もう頼むから勘弁してくれ。
