ハイレゾCDなるものが巷で話題だ。なんでもハイレゾの音源を折りたたんでCDに収めてあると言う。スゲエなあ・・まるで4次元ポケットである。
そんなMAQという技術をUHQCDの中に収めたのがハイレゾCDらしい。UHQCDはオイラもここで絶賛した。好きなソフトがなかなか発売されなくてイラついている。もちろん、ハイレゾのデータは専用のDACでないと再生できない。しかし普通のCDPでも、時間軸方向の精度が向上しているので恩恵は大きいらしい。
隣町のショップで、ハイレゾCDのサンプルが売られていたので買ってみることにした。オイラが入手したのはジャズ盤である。収録内容を見ると名曲ばかりで親しみやすい。また、編成が小さい方が違いが分かり易いのだ。
サンプルは通常CDと2枚組なので比較に便利。過去にもこの手のサンプルCDは何回も登場し、そのたびに買ってみたが大した違いを感じなかったものである。今回はどうだろうか。まずは通常CDを聴き、ハイレゾCDを聴いてみる。
こりゃ眠気が覚めたわ!(;゚д゚)まったくクオリティが違う。音源は古いものばかりなのに、最新録音になったかのようだ。個々のファクターを分けて評価する必要が無いほど、すべてが向上している。UHQCDはオリジナルより若干ゲインが高くなるので、騙されまいと繰り返し試聴してみるが、音圧そのものは正直変わっていないようだ。抜けがバツグンなので勘違いしそうになる。拡散していた音像が実像のようにまとまり、セピア調にまとわりつく古色が払拭している。この手の比較サンプルで体験したことが無いほど音質が違うのだ。
CDの最終進化形という謳い文句も、満更大袈裟じゃないかもしれない。