シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

河合奈保子 その2

 河合奈保子のベスト盤、それもUHQCD盤が中古で出ていた。中古のくせに1750円もの高値が付いている。オイラは1ヶ月ほど、もやもやしていた。
 ちょくちょくブックオフに顔を出しているが、売れる気配が無い。こうしてブツブツ言ってると、誰かに買われて後悔するのだ。同じことを何回繰り返しただろう。ということで、いっそのこと買うことにした。実はお目当てが庄野真代のベスト盤で、ついでに買っちゃえの勢いであった。
 前回も書き込んだように、オイラは彼女の歌にあまり記憶が無い。しかし、改めてヒット曲を続けざまに聴いてみると、あ〜思い出した・・このサビは覚えがある・・といった郷愁を覚える。「十六夜物語」が無いのは気に入らないが、それだけの感想なら(その2)を書くまでもないだろう。
 ほう!と感心したのが、彼女はデビューした頃から歌が上手く、声の通りが良いということ。百恵や明菜といったスターも、当初は下手糞で不安定だった。ベスト盤を集めているとよく分かる。河合奈保子は、最初からNHK歌のお姉さんも顔負けである。罪なほどのビジュアルが歌の魅力をマスキングしていたようだ。
 興味はもう一つあった。UHQCD化による音質アップを期待したのだ。それを比較するのはオリジナルアルバム「スカーレット」のCD。予想通り、やはりUHQCDはゲインが高い。聴感で合わせて「ハーフムーンセレナーデ」で比較した。
 これが気にするほどの有意差を感じないのだ。たしかに、SNが良くて奥行感と中低音の押しはアップしている。ところが歌が始まるとほとんど気になる違いは無くなる。これは期待外れであるけど、むしろ通常CDでも十分と判断すればいい。

オーディオ的な視点では「ジュラス・トレイン」が大変面白い。サラウンド成分が思いっきり入っているので、尋常でない音場が再現される。