シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

MQA-CD×UHQCD(テレサ・テン)

 UHQCD盤のハイレゾCDは、現在最高音質のCDだろう。オイラの機器はMOA対応ではないので、その折り畳まれたハイレゾ情報は聴くことができない。しかし時間軸情報の精度向上からか、以前サンプル盤を購入して聴いたときはタマゲタ高音質に変化していた。

 そんなMQA-CD×UHQCDの「テレサ・テン」ベスト盤が生産限定で発売されたので買ってきた。もちろん、曲は知ったものばかり。目的は音質だ。以前、ルビジウムクロックによるリマスタリングされた盤と、マークレビンソンが監修した中国ABCレコードのベスト盤を比較した。(2016-09-01  ルビジウムクロックCD「テレサ・テン」編)今回も、最強を誇る中国ABCレコード盤との比較をする。

 その結果は、実に興味深いものだった。ルビジウム盤と違って音が濃い。そして、音の分離とSN感が良く文句の付け所が無い高音質だ。エコーと溶け合うテレサ・テンの声が、ここまでハッキリ聴こえる盤は初めてだ。音質最高はMQA-CD×UHQCD盤に譲られた。ところがである。比較すると解像度が甘い中国ABCレコード盤も魅力があるのが分かる。これがマスタリングの個性というか妙味なのだろう。フラットでない音楽の起伏と包まれる心地よさがあるのだ。芸術性が高いとでも言えばいいのか・・ある意味、最強盤である牙城は崩れないなあ。

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 バズケロさんのブログを見ると、テレサ・テンの最新SACDを買われている。これも相当興味があるが、いつもバズケロさんに先を越されているので悔しいから買わない!