2016年作の米中合作スペクタクル大作。
実は本作のことは全く知らず、ツタヤでなんとなく中国の歴史ものでも観るか・・といったチョイスであったが、これがまたオイラ好みの超娯楽エンターティメントだった。
主演はマット・デイモン、脇に「キングスマン: ゴールデン・サークル」で、一番カッコよかったペドロ・パスカルがここでも存在感を魅せる。そして、アンディ・ラウやウィレム・デフォーといった名優をぶち抜いて魅力爆発だったのが、ジン・ティエンのツンデレぶりだ。もうオイラは彼女に完全にイカレテしまった。(^ω^*)
さて、本作は米国では興行的に失敗だったらしい。理由は分からんが、「スターシップ・トゥルーパーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」の籠城戦の二番煎じに感じたのだろうか。チャン・イーモウ監督はそんなの確信犯で、万里の長城がこんな面白い城だったら・・というアイディアに釘付けになった。60年おきにやってくる、怪物に備えた城という夢のある発想がいい。
オイラが一番褒めたいのが、上映時間だ。これだけスペクタクルで中国史上最高の製作費を掛けた作品なのに、100分強の話にまとめている。おかげで全く無駄がない。それでいて足りないと感じる描写もない。やはりこの監督の手腕はすごいと認めるしかない。
久しぶりにリピート鑑賞した。アクション大作はこうあってもらいたい。お勧めだ。