シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

選択その6 練り線か単線か

 オーディオケーブルを2種類に分けるとすれば、練り線と単線が分かりやすい。
 市場ではほとんどが練り線であって、単線を採用しているのは極少数である。その理由は何か。細い線を練ることで柔軟なケーブルになるため、取り回しが良い。曲げに対する悪影響が少なく、様々な線種をミックスしたり、練り構造によって音質を調整することができる。
 対して単線は、硬いため取り回しが悪く、同じ部分を頻回に曲げれば折れに繋がる。単一線材の素性がそのまま音に現れる。他にも表皮効果とかストランドジャンプとか、難しい事を考える必要が無いとも言える。
 練り線と単線では音質の傾向が違う。まさに触った傾向がそのまま音質に反映してくる。これって、先入観じゃないのか?そう思われてもしかたがない。しかし、そうなんだからしかたがない。( ̄^ ̄)
 したがって、単線でも細くて柔らかいものは、両者の特性が併せ持った感じになる。最近お気に入りのアコリバが良い例だ。これは練り線でも、線が硬くて数が少ないタイプは単線の傾向に近くなる事から間違いない。オーディオクェストやスペース&タイムが代表的である。
 こうして練り線と単線の特徴を併せ持つのは可能でも、互いの悪い側面がクローズアップするケースが多かったのではないだろうか。最近導入したアコリバSPC-AVは単線の欠点を感じさせない稀有なケーブルで、おそらく鍛造と言う工程が単線の欠点を叩き出したと勝手に想像している。
 そこでオイラが期待するのがアクロリンクだ。アクロテックの時代に6N-S1030という単線タイプがあった。直径1㎜弱の7Nストレスフリー単線の音を聴いてみたいものである。