シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

格付けチェック

 格付けチェックという特番がある。正月の元旦ゴールデンタイム放送という、超目玉番組だ。今では類似番組も現われ、あまりの人気に正月だけではもったいないと、番組改変時期の特番としても定着しつつある。
 オイラも大好きな番組で、偉そうな芸能人の大御所が一流品を安物と間違う様が愉快でならない。これを見ていると、オーディオ界でふんぞり返る評論家がブラインドテストをしたがらない理由がよく分かる。
 この番組でよく出題されるのが、楽器の一流品を選ぶ問題で、ヴァイオリンのストラディヴァリウスやガルネリを当てさせたり、先日の放映ではピアノのスタンウェイを選択させていた。自慢ではないが、何年も前から同番組の楽器問題でオイラは外したことがない。
 この事実が面白い事を物語っていると思う。TV付属のスピーカーから普通の音量で聴いて、違いがすぐに分かってしまうという事は、これらの名機は再生機器の音質良否とは関係なく分かる違いがあるのだろう。ピアノやヴァイオリンのCDは数多く所有し、その一流奏者が演奏するのは自ずと前述の名器が多い。正直言って、そうした名器の再生音に聴き慣れているというのもある。問題を聴いて、「あ、これはCDで聴いている音色っぽいな・・」と直感する方が間違いなく正解なのだ。
 生で聴かなくても違いが分かるほど楽器の優劣は大きいということか。いや、自宅という限られた環境の再生音という同一条件ゆえに分かる違いであって、むしろ生演奏で比べてもオイラの駄耳では分からないだろうな。