シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

逆位相 その2

 逆位相についてのオイラの見解は以前書き込んだ。(2015-09-28「逆位相」参照)
 あのときは、音の違いを位相が反転したためではなく、フェイズ切り替えスイッチを通過したためだと判断した。これがまた、認識を改める必要が出てきたかもしれない。
 Λ8.24 The Professional を導入してからの音の変化は激しい。2週間後の試聴では、妙に高域の響きが冷たく華やかで、まるでツイーターの繋がりが悪くなったような印象である。ロジウムメッキのバナナプラグにしたときとも似ている。さらにボーカルのまとまりが悪い。普通のボーカルでは分かりにくいが、ザ・ピーナッツの懐メロで違いが分かる。二人がシンクロした歌は違和感が出やすいようだ。
 これは何なんだ?もしやと思ったのが位相だ。実は、プリとパワーの間はRCAからXLRに戻している。J2の設計者がバランス接続を推奨しているためで、最近ワイヤーワールドのエクリプス3の採用で好結果も出した。しかしアキュとそのまま繋げば逆位相となる。
 位相の違いなんて感知できない・・が主張なのでそのままでいたが、久々にフェイズ切り替えスイッチを使ってみた。以前よりプリも2世代新しいし、今回の違和感はノイズ絡みとは思えないのだ。
 スイッチオンで正相になった途端、見事に高域は素直な繋がりと温かみが回復し、まるでジグソーのピースがピチっと嵌まったかのように音場がまとまった。これは位相の違いが音に現れたと考えるべきだ。
 これもアイテック・マジックだろうか。また、2015年の頃より音は大きく進化している。位相の違いが、ハッキリ音質に影響していると分かるようになったのかもしれない。