シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

XLR接続

 DACからプリへのRCAコードを変えたら音が良い方向に向いたので、どうにも世評で信用しきっていたオヤイデのACROSS 750 RRに個性を感じてきた。ニュートラルと思い込んで使ってきたが、コイツはかなりストイックな細マッチョ系の音色が見られる。特に高域のエネルギー感は隠しきれなかったPCOCCの特徴なのかもしれない。
 SACDを聴くためのCDP〜プリ間の接続も同じRCAケーブルを使っている。こっちは2メートルあるので、さらに影響は大きい。変えてみようか・・
 マランツのSA-11S2はXLR端子がある。それもフルバランス構成なので、反転アンプで誤魔化した添え物ではない。アキュもバランス仕様だからXLR接続に向いている。ということで、懇意のショップからXLRケーブルを借りてきた。
 借りたのはアキュの昔からあるリッツ線のやつで、オイラもサブで常用しているもの。3メートルもあるが、無視できる範囲だ。ただ端子が実に汚い!もう・・これではアカンのでせっせと磨く。そしてRCAのACROSS 750 RRと比較した。
 予想通りの変化である。まず、ゲインが大幅にアップ。音圧を揃えると、音の厚みが増して気持ちの良い音へ変化しているのが分かる。高域のテンションは静まって低域の量感も増している。最近、アイドル歌謡で試聴したりしてるので当てにならないが、今のシステムでは明らかに好ましいのはコッチだ。
 もちろん、良いことばかりではない。ボーカルの明瞭さ、間接音の広がり、ハイエンドへの伸長などは低下した印象だ。しかしこれは借りたケーブルの質によるものだと思う。
 これでまたケーブルを物色する楽しみがでてきた。