シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

FAL C90の修理 覚醒

 修理後のC90ユニットは急激にパフォーマンスが向上している。まるで本来の能力が覚醒したかのようだ。

 クラシックの低弦の響きが今までとは別物に変貌した。Supreme C90EXWは低音が弱点で、具体的には中低域が薄くなりがちだ。これまでも、あの手この手で改善してきたが、この度の修理は、比べようもない低音をもたらしてくれた。それは実に濃くてハッキリしている。前回のサランネットの有無による音の違いも、以前のままでは分からなかったかもしれない。と言うのも、システムの変化に大変敏感になったのだ。

 我が家ではSACDを聴くとき、アキュのフェイズ・スイッチを切らないと位相が反転してしまう。この位相の違いは以前も音の違いを感じた(2018/3/1  逆位相 その2)が、さらに顕著に違いが分かるようになった。また、SACDとCDの音の違いがとてもよく分かるようになった。我が家では圧倒的にCDの方が音が良いのだ。これは言い換えれば、日本オーディオのDACの実力が如実に出た結果だ。今まで均衡していたパフォーマンスが、ユニットの新生によってハッキリ示されたと言えよう。もはや、あえてSACDを選択する理由は無くなったと実感する。

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