シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

OCB-1SX V2 その2

 OCB-1SX V2を手に取ると、想像以上にしっかりした造りである。安っぽさはない。オプションの御影石もしっかりネジ止めされ、背面はブチル貼りで振動や滑りに気を使っているのが分かる。実にズッシリと重い。近年では石はオーディオ界から敬遠される傾向だが、ケースバイケースだろう。
 どこに使うか。やはり今までオリジナル鋳鉄タップが活躍していた前段機器がいいだろう。素性を見るにも都合がいい。ブラックマンバのケーブルに無理なテンションが掛からないよう配置して試聴する。
 上流の源になるだけに、大きな違いを期待していたが意外と変化が少ない。しかし、間違いなく高域はさらに素直になっているのが分かる。また、ウルサクは無いが中域が明るくパワフルで、逆に低域の迫力が減退して聴こえる。
 う〜ん・・鋳鉄タップの個性に毒されて4年近く経過したせいかもしれない。ここはポジティブに、これをベースにして手を加えていこう。外した鋳鉄タップを後段機器のアンプ側に使ってみる。いままで壁コン直付けだったが、どうだろう。
 低音の迫力が戻ってきた!(゚∀゚ ) しかも以前より分離感が良く、それでいてパワフルだ。これはいいぞ。微動だにしない安定感がとても安心できる。しかし、依然としてボーカル帯域が明るく派手に聴こえるのが気に入らない。
 1年前、懐メロに目覚めた頃には感激したかもしれない。その頃はいかにボーカルを前に出すかに執着していたからだ。今では、過ぎたるは猶及ばざるが如しと知った。パワフルなのは良いとして、明るく輝かしい音色はいただけない。それは響きやノイズによる着色である場合が多いからだ。小音量再生にはいいが、それはオイラのスタイルではない。 さあどうしようか。