シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

今どきのサブウーハー

 隣町のショップで試聴会があった。Fostexのサブウーハーだ。
 オイラは試聴会があることを知らずに来店。まだ時間が早いので座る人はいない。準備万端らしく、ちょい聴きさせてもらった。メインSPは小型普及品のGX100BJで、これに直列でサブウーハーのCW200Bが繋がれている。ステレオ設置だ。
 Fostexの営業マンは「何を聴きますか?」と言うので、「じゃあ、女性ボーカルでも。」というと、これが分かりやすいとか言ってエリッククラプトンを取り出した。なんじゃそりゃ?だったら最初からそうすればいいだろう。
 まずはCW200B無しで聴く。明るめな音質で、当然大した低音は出ていない。初めて聴く曲だが、サブウーハーが入ればこうなるだろうな・・という予想は付く。
 CW200Bを加えて聴く。予想通りの豊かな低音と厚みが倍増した。妙に膨らむことは無く、質はいい。が、取り立てて驚くことでもない。感心したのはボーカルの密度と質がグっと高まることだ。途中で外すと見事にエリックが空中分解して消えてしまう。
 ステレオで必要なのか片側を消して再生してみると、見事に音像がサブウーハー側に引っ張られてしまう。ちなみに、CW200Bだけの再生音を聞いてみると、中域以上の遮断特性はすばらしい。それでもメインSPと組ませれば影響力が甚大だ。昔、価格的に同レベルのYAMAHAのサブウーハーを使っていた経験上、これはかなりの技術的発展があると感じた。
 この上位機種にCW250Bという25センチウーハーのモデルがあるが、試聴会では発表予定作となるCW250Dを持ってきていた。残念ながら聴くことは適わなかったが、こちらは大型SPにも対応するために一工夫があるらしい。
 我が家のFALは低音が弱点。興味をそそるけど、ステレオで置くのは無理だ。営業マンによると、サブウーハーは指向性が無いというのは間違いで、場所と向きで大きく変化すると言った。納得である。