シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

クライナ Helca1その3 

 Helca1の効果は分かった。しかし、オイラにとって好ましいかは別である。
 思えばここまで積んだ対策で自己満足の域に居たのだ。そこにHelca1の効果がプラスに聴こえる保証はないのである。最近、陰陽座のヘビメタに嵌まっていて、ボーカリスト「黒猫」の突き抜けた声に魅力を感じているが、Helca1を付けると抜けてこない。まさに過ぎたるは猶及ばざるが如しである。
 さて、この商品を紹介した評論家はその効果を激変と絶賛していた。激変とはいささか同意できないが、本品が有益なマニアは多いに違いない。ただ、電磁波等のシールド効果もあるだろうとか、ケーブルのダンプ効果まで言及しているのは苦笑もの。そんなことメーカーも言っていないのである。
 しかし、Helca1についてあれこれ見聞していると、ケーブルにブチルゴムを巻いて振動対策をしていた頃を思い出す。金子式ケーブルをセッセと作っていた時代、実に面倒な作業に耐えながら市販品が及ばない効果を目指していたっけ。このHelca1という商品は、その構造や効能を突き詰めていくとそんな昔の時代に戻ってしまうのではないか?実際、試聴した効果は近いものを感じる。あの対策ケーブルの静けさはまさに激変であった。時代は巡るのかもしれない。