シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

AET ノイズイジェクター

 AETのノイズイジェクター EVO-NE510NI-Rというアクセサリーのサンプルを、隣町のショップで借りてきた。

 無線マイクの伸縮カール電線をちょん切ったような物体だ。この3倍ほどの長さでケーブルに巻いて振動制御するアクセサリーは以前からあった。(2020-09-14  スパイラルエキサイター、2017-12-02  クライナ Helca1 参照)これは、帯電防止素材を工夫して機器内部のノイズを放電するアイテムだという。高価でもなく、気のせいレベルのグッズであろうが、サンプルを貸してくれるというので暇つぶしに試してみよう。

 しかしタイミングが悪く、現在WE 16GAの検証中でメインのFALや主要な耳タコCDが使えない。でも買った後では期待値が誤認を招きやすいので、客観的に聴けるのは今しかない。そこで、大した対策もしていないサードシステムのデジタルレシーバーに使ってみた。

 まさに激変!振動対策しかやっていないので、凄い違いが表出した。一回の試聴で満足したので、今度はプリまでメインシステムと共有しているセカンドシステムで確認してみる。プリの空き端子に付けて再度試聴。これまた大きな違いだ。さっきのレシーバーほどではないが、明らかに同様の改善を見せている。具体的には、音の滲みが取れて音像が高密度になり、鮮度が上がって聴こえるのだ。なんとなく広がっていた音場が立体感を見せてくる。クロックを高精度にした変化と似ていて、仮想アースの効果やケーブルの交換より分かりやすい。これは予想を遥かに超えた当たりアイテムだぞ。

 こうなるともう我慢できず、メインシステムで聴いてみたくなる。WE 16GAの評価に影響が出ないよう古い試聴盤で2曲ほど聴いてみる。やはり改善の方向は同じで、素晴らしい鮮度感だ。もうやり尽くしたと思っていたのは自惚れであった。

 これはもう買うしかない。また、このアイテムは本領発揮に時間が掛かるらしい。今回は装着して即試聴の結果であり、まだ奥が有りそうだ。