シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ダンプの復活

 バイワイヤは大きな恩恵と共に冷ややかな感触も伴ってきた。RCAケーブルの交換で調整を試みたが、実はすぐに元に戻している。音像派のオイラは音の輪郭がぼやけるのが許せないのだ。インシュレーターの調整も考えた。しかしすでに脱金属で検討して在り、特に弱点が見当たらない。そこで、最近復活させた手を使ってみる。ダンプだ。

 オーディオは制振と言われた20年以上前、専門誌ではブチルゴムや、鉛によるダンプが良い音への正道と疑わなかった。当時、手間暇かけて作った対策グッズは変色し、ブチルは硬化して無残なゴミと化している。しかし、あの暴れた音を鎮めて静かにさせる効果は本物で、良い経験となった。今では振動を押さえつける行為は流行らないが、ポイントを絞れば欠点を出すことなく、今回の問題を解決できるかもしれない。というのは、この冷ややかな感触は響きが過多になっている気がするからだ。

 バイワイヤが発端なら、SPケーブルの対策が理に適う。しかし、すでにワイヤーグリップでダンプしているので別の手を考えよう。ゾノトーン6NAC-GRANSTER 2000αのプラグにテフロンテープ(チューコーフロー フッ素樹脂粘着テープ)を2ターン巻いてみる。昔よくやった手だ。こんな他愛もない事でも音色が変わるから面白い。プラグ同士で叩いた音が、大きく変わるほど変化に期待できる。

 特に響きが整理されたり、デッドな方向に向かった印象は無い。でも余韻の冷ややかな感触が薄らいでいる。狙いはいいようだ。もう少しやってみよう。