シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

モガミ2534

 モガミ電線については、サブシステムのXLRケーブルを探しているとき、2549にノイトリック端子を付けて作ってもらったことを書き込んだ。(2016-11-29 モガミ2549参照)
 懇意のショップで、中古ケーブルとして小奇麗なRCAケーブルを見つけた。モガミ2534に普及品の金メッキ端子を付けたものだ。1.5メールあるので、ちょうど欲しかったところである。ラック前面に出した機器と繋ぐのには1メートルでは無理なのだ。
 買ってから思い立ったのだが、プロケーブルのサイトでは2534を「日本の音楽のクセを取り除いて、見事なフラット再生をする」と言っている。最近は日本の懐メロばかり聴いているし、どんなものか試してみることにした。CDPとプリ間をモンスター改でXLR接続しているところを、モガミ2534のRCA接続に替える。当然、ゲインが下がるので、プリ側でゲインを一段上げてボリューム調整する。なるほど、その通りである。
中高音が一気に静まり、聴き苦しいポイントが見事に解消してしまった。例を挙げれば、明菜のセカンドラブで、「伝えたい〜」のところ。ヾ(  ̄▽)ゞ
 こりゃ面白い!片っ端から五月蠅そうな日本の曲を聴きまくると、頷くばかりだ。低音が密度より広がりを見せる傾向で、これも悪くはない。一聴して上下帯域の解像度が低下して抜けが悪い気がしたが、誤りであると気が付く。特に声は硬さがなく、フワリと優しく女性ボーカルにはピッタリだ。2芯構造の2549とはえらく違った印象である。懐メロを素直に聴かせるベストなケーブルではないか。
 天邪鬼なオイラも、今回はプロケーブルの言う事に頷くところだ。

2534に白い被覆バージョンがあるのは知らなかった。約2000円也。