シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ケーブル改造

 現在、CDPとプリ間はXLR接続であるが、配置上1.5mの長さが必要となる。この中古出物が中々無い。
 今は以前買ったアキュの普及品を使用している。リッツ線で銀コートする前のロングセラー品だったものだ。使っている理由は、この長さのものは他に持っていないだけである。
 RCAケーブルなら2メートル位のものは持っている。探せば昔、懇意の店で使っていたモンスターを我儘で売ってもらったものが眠っていた。おそらく20年近く前のケーブルで、小汚いのだが厚手の音が気に入っていた記憶がある。これをXLR端子に改造できないか・・
シールド構造を店員にチェックしてもらうと可能と判明。さっそくXLR端子に付け替えてもらうことにした。
 1週間ほど預けて完成。どうも厄介な構造のケーブルだったようだ。ネームも無い薄汚れたケーブルに安物のXLR端子を付けた様相は、何百回も土足で踏まれて頑張ってきたマイクケーブルのようである。さっそく現用のアキュの普及品と比較してみよう。試聴ソフトは中森明菜SACDである。
 第一印象、こりゃいかん。中高域のテンションが上がってしまった。だが中低音の厚みは増している。そう思いながら聴き続けていると、徐々に落ち着いてきてスケールが大きくなってくる。明菜の声に厚みが増して前に出てきた。バンデンハルのSPケーブルと相乗効果なのか、中域がとても濃密で充実している。その効果か、多少左右に移動してもボーカルが中央に踏ん張るのである。この傾向もいいな・・と思いきや、締めに由紀さおりを聴くと何故か不要に解像度が高く硬質すぎてリラックスできない。
 どうも数時間の間に音質がどんどん変わっていて、安定するのに時間が掛かりそうだ。プラグが新品ゆえに馴染むのに時間が掛かるのかもしれない。たぶん、慣らし込めば滑らかさも出てくるだろう。

右がアキュ普及品、左がモンスター改