シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

モガミ2534 その2

 最近忙しくて音楽を聴く時間が持てない。それでもモガミ2534に信号を流し続けていると、購入当初より俄然細かい表情が出せるようになり、解像度も申し分ないものになってきた。中古なのに不思議な事だ。
 もう、誰でもブラインドで見分けがつく顕著な音の違いがある。近年最も驚いたケーブルだ。ピリピリとした音の硬さに悩んでいる方、もうこれしかない。他にもあるだろって?モガミ2534なら安いじゃないか。これに金メッキの普及品プラグを付けてもらえばいいだけだ。
 あれから色々聴いてみた。日本の曲は、ボーカルが引っ込んでバックの演奏が前に出てくる変な録音と思っていたが、これが違和感無いレベルに補正される。ボーカルに心地よい響きがあって存在感が強いのだ。
 試しに録音が良いウィリアムス浩子を聴き比べるとどうなのか。これがまた素晴らしい。声が柔らかいのに濃いのだ。果汁70%の酸味が強めなオレンジジュースが、酸味が無くなって果汁100%になった感じか。ホワンとした響きが声に乗っているのに散漫にならない。
 演歌を聴いてみる。やはり、これだコレコレ!と言いたい音に変貌する。観光地や温泉等で場末の演歌歌手が生で歌うのを聴くバランスだ。特に、歌手が奥に引っ込んだ録音はバッチリ補正してくれる。
 これは勘だが、プラグとのマッチングが大きい気がする。ロジウムメッキではダメだろう。