シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

極低周波発生装置 RR-777 ダブル その3

 2つ目のRR-777は左手壁面の上部と決めた。「その2」で、その時の音が気に入ったのだ。
 しかし、仮のダンボール箱上にいつまでも置いとくわけにはいかない。常設の置台を作らねば!ということで、ホームセンターで資材を購入。チャッチャと工作、30分ほどで完成。実験した場所から30㎝ほど上部で若干手前になるが、造作にはここしかない適所だ。
 ピッタリ納まって、さっそく音出しチェックしてみた。小音量でピアノ曲を慣らし運転し始めた時点で、いつもと違うと感じる。アンプがまだ冷えているのに、繊細なタッチと余韻がハッキリ聴こえる。これは期待が持てるぞ!さあ、本格試聴に突入だ。
・・・・違う。おい、違うぞ。どういうことだヾ(゚Д゚;●)?? 音場の上空への広がりは潜め、奥行き深く展開している。これはダブルバーガー設置に戻った感じだ。わずか30㎝高さを変えただけで、こんな違いがあっていいものなのか。セッティングを甘く見ていたと反省するしかない。しかしせっかく仕上がった工作を無駄にしたくないし、しばらく聴き続けてみる。
 すると、この音も悪くないと思い始めた。馴れと諦めではない。ダブルバーガー設置と違って、音像が極めて高密度でコンパクトに点在する。どんなに楽器が複雑に混在していても、しっかり分離して聴きとれる。若干、中低音が量感アップしており、特にSN感と音像の分離感、分解能が極まっている。これは音色とか音楽性といった曖昧な違いではないのだ。
 オイラは「その2」のように、古いディスクも寛容に魅力的な再現をしてくれるのを望んでいた。しかし、ここに表れたのは厳しい正統派である。
 これでいいのかもしれない。正統派のルーム・エアーを作ったと思えば、今後システム本体の調整に没頭できるとういうものだ。