シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ナノテック・システムズ コンタクト・ペン

 接点改善アクセサリーの一つ、ナノテック・システムズのシルバー・コンタクト(ペンタイプ)を買ってみた。
 この手の商品はいくつか持っていて、熱研のカーボンダイヤトニックは、今でも音の厚みを付けるときは使うことがある。普通は無水アルコールやパンドー29Dを使って洗浄するだけだが、手軽に音を変えることができるので今回も興味本位だ。
 このシリーズには他にも金、銅、金銀混合とあって、それぞれ音色が異なるらしい。その中で銀(シルバー)を選んだのは、現行のシステムに無い要素だからという面白半分の理由だ。
 こんな時、少し使って様子見なんて意味が無い。いきなり全ての接点に塗りたくってみる。このくらいやらねばオイラには変化判断の自信が無い。ほとんど無色透明なので付いたのかどうかよく分からない。アコリバのタイプもそうだ。カーボンみたいに色が付かないと付いた量も分からないではないか。さらに残量も分からないので不親切だ。
 こりゃ一聴して音圧が上がったと感じた。しかし、それはバスドラやエレキベーズのキレと密度が上がっているための錯覚だと分かった。これは気持ちがいい。ボーカルも輪郭もよりクッキリしている。それでいて銀特有の先入観である高域の輝きや艶といった副産物は感じられない。スパっと切れ込む歯切れの良さと余韻の透明感が向上著しい。
 いつもよりボリュームを上げたくなってくる。実際、上げても音が飽和していない。いつもギリギリの線で聴いているので、これは客観的にも音質がアップした証拠だろう。
 他の金や銅のコンタクト・ペンだと上手くいっただろうか。たまたま銀がマッチしたのかもしれない。