シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

COPPER Contact PRO

    以前、シルバーコンタクトのペンタイプを試したことがあった。当時の書き込みを見ると、相当効果があったかのように見える。しかし、正直いってあまり記憶が無い。何回も試聴を繰り返していると、インパクトの強い変化でもないと記憶に残らないのだ。

 このペンタイプは残量が分からず、透明なため今一つ使いにくい。本当に付いたのか分からないのが難点だ。紙に塗って蛍光灯に照らすと分かるのだが、狭く暗い機器の背面では手探りで塗るしかない。そこで、ハケタイプを買ってみることにした。ペンタイプより濃度が高く、ハケの方が塗りやすい。以前から持っているカーボンダイヤトニックもハケ塗りだ。

 今回、COPPER(銅)をチョイスしてみた。金や銀より安いし、日本オーディオの電源ケーブルやデジタルケーブルは接点が無メッキの銅なので、銅のナノ粒子は相性がいいに違いない。実は、ジョデリカ製のインレットプラグが緩くてグラつくため、接点が心もとないのが今回のキッカケでもある。そんな思惑から、無メッキ銅のプラグとの接点部分だけに塗ってみる。

 このナノテック・システムズの塗る系シリーズは、金、銀、銅と音色の傾向を書いてあるため、誰もが先入観に引っ張られる。ちなみに今回試した銅は、低域が充実してジャズ向きな音になるとか。

   8箇所の接点に塗ってみたが、そんな派手な変化は無い。低音が若干パワフルに感じ、中域が大人しくなる傾向か。音の輪郭は薄まってメリハリは後退するようだ。ぼやけるわけではないので、これは雑味が減ってナチュラルになったとポジティブに取ることもできよう。カーボンダイヤトニックのように、派手に厚手な傾向になる方がジャズ向きに思える。

 銅を溶かし込んだスクワランオイルは、酸化を防ぐ効果があるという。試聴前に、無メッキ銅のプラグを磨き直しておいたので、どの程度酸化を抑制できるのかチェックしてみるとしよう。

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