シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アナログレコード

 当然、年齢的にもオイラはレコード世代である。しかし、オイラがアナログレコードをよく聴いていた時代は大学生までで、まだオーディオに興味を持っていなかったのだ。
 しかし、音楽を聴くのは大好きで、昔買ったレコードを見るとクラシックと当時流行ったイージーリスニグが多い。大学生の頃はディスコに嵌まっていたためブラコンやラップ、ユーロビートなどが占めていた。
 金も無いのでアナログの針はサファイア、よく交換したり埃にイラついていた記憶が懐かしい。今思えば、知らずと良い音を求めていたのだろう。なにせ、当時はオーディオなんて趣味があること自体知らなかったのだ。それでいて、貧乏性からレコードが痛むのを嫌って即、3ヘッドのカセットデッキでテープに録音して、もっぱらカセットテープで聴いていたものである。つまり、レコードの多くは大して針を落としていないのだ。スクラッチノイズの少ない状態で録音したテープの音を聴く・・それが当たり前であった。
 10年ほど前、重量級のアナログプレーヤーを中古で買った。オーディオ趣味人として懐古したくなったわけだ。その時は気合を入れた。ブチルで覆った20キロのドブ板2枚を重ねた土台にプレーヤーを設置。しかし、針を落とすと懐かしさは込み上げるも感動はなかった。むしろ当時の稚拙なソフト選択が明るみになって、羞恥心から封印してしまうのだった。
 そんなレコードへの思い出であるが、最近その本当の実力を知ってしまい、物置の奥から引っ張り出したい機運のこの頃である。
 悩ましきは、アナログプレーヤーは場所を取ること。生活空間を主戦場とするリビングオーディオでは致命的な壁なのだ。我が家も苦労して引っ張り出してセッティングしても、すぐ撤収せねばならんだろう。やはり面倒だ。
 オイラがアナログレコードの埃を掃う日は来ないかもしれない。

新品のDL-103が泣いているのう・・