シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

令和のバズケロ・サウンド(後編)

 さあ、JBL部屋のドアを開けさせてもらおう。

 やはり、今までエソのX-03のあったところに鎮座したdcs Pucciniが目を引く。お隣のアナログプレーヤーも弩級のもの(名前がわからん。)になっている。そして、JBL4338の足元を見て唖然。あの重量級SPをフロートしている。そして、機械的アースによって縦方向はリジットにし、横方向はフリーとするバズケロ・ロジックが見て取れた。事実、4338は小指で押しても動くのだ!スゲエ Σ(゚д゚;)

 さっそくデモで聴かせていただいた、スパニッシュギターのデュオ?バチバチ圧倒される迫力に座椅子へ押し付けられるようだ。これだよな~バズケロサウンドは!しばし、圧倒サウンドを堪能していると、これらは全てアナログレコードによるものだった。2階のハーベス部屋もそうだが、バズケロ邸のアナログサウンドはCDと判別できないほどスクラッチノイズが聴こえない。驚異のSNだ。

 バズケロサウンドの進化をまじまじ感じたのはここからである。dcs Pucciniの出番がくると、唖然。JBLに有るまじき(失礼!)深い奥行展開に目が点になる。クラシックのオーケストラはステージ感が凄い。暗闇で鳴らせば目前に4338が鳴っていると誰が信じようか。

 ちなみに、バズケロ邸に行くときはあえてヘンテコなディスクを持って行く。こんな驚異のシステムで録音の良いメジャーな定番を聴いてはもったいない。(笑)近所のよしみで、試聴会などではお目にかからんディスクを掛けさせてもらうのだ。オイラはファドや演歌、ヘビメタを聴かせてもらう。そういう意味では、共にしたおじさんZさんも負けていない。伝家の宝刀、太田裕美マーラーを持ってきた。

 いやはや、dcs Pucciniの音場感はまさに新しいバズケロ・サウンドの始まりだ。在り得ない音楽の両立を実現していると感じる。だから「何でも来い」なのだ。それが、半端ない使いこなしに裏打ちされているから平伏するしかない。

 自宅に帰って呑みながら考えてしまった。自分の持って行ったCDや持っているソフトが、バズケロ邸では低音が圧倒的な量感を覚える。過剰なほどにだ。しかし、知らない高音質なソフトを聴くと、素晴らしいバランスで鳴り渡っていたのである。これはつまり、我が家のシステムは低音不足ということだ。FALの弱点は低音にある。分かってはいるが、さあどうしたもんか・・

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