先日、バズケロさんの御宅で異次元の再生音を拝聴し、しばらく自宅のシステムに火を入れる気になれない・・となるかと言えば、そんな事ないぞ。<(*￣＾￣)>
実は翌日、自宅のFALでバズケロさん宅で使ったディスクを掛けてみたのだ。するとあれだけ圧倒的な再生音の後でも、むしろホっとして頷いている自分なのだ。これはどうしたことだろう。
思うに、システムの主役となるスピーカーの持ち味や個人の趣向が異なるからではないか。バズケロさんはJBLに惚れこみ、専用の部屋を構築するまでにも至った。オイラもFALに惚れこみ、古山のおっちゃんに自宅で調整までしてもらってきた。それぞれの機器は持ち味が大きく異なるし、そこに耳が馴染んでいる。外国で絶品のフルコースを食した翌日、日本で吉野家の牛丼を喰ってホっと落ち着くようなものか。
また、オイラのバランス感覚は、どうも多くの趣味人と少し違う気がしてきている。ただ、FALの試聴室や長岡ファンの自作バックロードホーンを聴いたときは、同じバランス感覚を感じた。つまり、惚れたスピーカーがフルレンジか大型マルチウェイかで趣向する世界が結構変わるのだろう。その延長上に今があるのだ。
こう思うと、ホントにマルチウェイファンでなくてよかったな〜（´o｀*）だって、頂が多くて途方に暮れちゃうし・・極みを見聞するたびにショックを受けてたら心が持たないから。
