シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

SONY SRS-015

 500円で手に入れたSONYのスピーカー、いい感じで鳴るのでしばらく遊んでいる。
実は眠っていたデジタルレシーバーの相手として、YAMAHAのNS-10MMTの綺麗な中古品が5000円で売られているので考えていたのだ。そこで手に入ったこのSRS-015、NS-10MMTではこの低音は絶対出ない。見てくれは安物ミニコンポの付属品のようで、しかも小汚いのに最近こればっかり聴いているのだ。
 思いの他、素直なバランスで気に入ったので、欲をかいてSPケーブルを新調してみた。信頼性があって安いとなるとベルデンしかない。買ったのはスタジオシリーズの716番。透明シースの平行タイプでマイナス線が錫メッキされたやつだ。SPが500円入手なので、金を掛けるわけにはいかない。
 ややや・・音が温くなった・・が、慌てない。経験上、キレは後からやってくる。ということで、数日鳴らし込みだ。
 その結果、温さは暖かさに印象が変わり、厚みがアップされた。無茶を承知でアコースティック楽器を掛けてみると、意外や意外!結構聴けてしまう。管楽器が耳にやさしいのでとても心地よく、BGMではもったいない位だ。そして、このSPの欠点も分かってきた。
 繊細な表現は苦手なようで、巧みなバランスから不足感を覚えないように作られているようだ。フラット・スピーカーは繊細な表現が持ち味なのに、ニセモノだからしかたがない。その辺の素性は変えようもなく、キレとスッキリ感を求めるなら単線の方が相性がいい。でもせっかく買ってきたのだから、しばらくベルデンで繋いでおこうと思う。