シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

SONYの平面スピーカー

 懇意のショップで中古の可愛いスピーカーを発見。ソニーのSRS-015というフルレンジスピーカーだ。
 多分20年以上前のものと思われ、パンチングメタルの中は埃まるけでユニットも若干変色している。そのユニットはソニーお得意の偽平面スピーカーだ。(^∧^) デジタルプリメインアンプが暇こいているので、遊び相手に買ってみた。ジャンクでもないのにセットで500円である。
 できるだけキレイに磨いていると、意外に傷も少なく凝った造りに感心。バスレフダクトにホーンロードを掛けているのも面白い。ネットで内部を確認すると、ダクトを折り曲げて長くしている。(こんな小さいのに・・)スタンドが無いので、適当にサブスピーカーTADの足元に置いて試聴。まずはラジオを流してストレッチ、1時間ほどして音楽を聴いてみた。
 一聴してボーカル帯域に癖やピーク、曇りが無く大変聴きやすいのが分かる。これだけでも十分合格点だ。ところがそんなものじゃなかったのである。
 時間を追うごとに解像度も上がり、高域も伸びてきた。それもシャリ付かない素直なものである。中域までスッキリとした爽やかな温度感が心地よく、200ヘルツ前後の低音が大変元気に飛び出してくるので、ポップスや歌謡曲がとても魅力的に鳴る。この元気な低音はフロントホーンが効いているのだろう。
つい音量を上げたくなってしまうが、やはり大音量に近くなると質が追随しない。ニアフィールドで小中音量ぐらいにすると素晴らしいパフォーマンスだ。これはもう、16センチユニットのレトロスピーカーはお払い箱かもしれない。曲によってはTADの足元には置けないほどだ。
SPケーブルが30年以上前の単線で試しているので、細身で取り回しの良いのをあてがってやろう。