シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジュラシック・ワールド

 恐竜映画シリーズ第4弾、昨年の夏休みの目玉だった作品。シリーズ最高の興行成績を叩き出した大ヒット作である。
 ジュラシック・パークからワールドに変わっても、やっていることは同じである。本作は続編の定石に則って、スケールアップしたのが成功の理由だろう。このストーリー自体はかなり前から存在したのだが、しばらく頓挫していた。3からはなんと14年も間をあけての続編だ。そんな昔だったのか・・
 ジュラシック・パークが初公開されてから20年以上も経つのだが、TVで放映されるのを観ても決して古臭さを感じない。それは見事な作り込みである。悪く言えば、あれから20年以上も経過してCGの進歩はこの程度かと感じてしまう。もちろん、明るいシーンで大変自然に人間と恐竜の絡みを魅せる様はスゴイとしか言いようがないが。
 しかし、正直言って飽きた。恐竜も出てくるのは同じようなものばかりで、ランドがパニックになっていくのも、そうでしょうねえ・・とアクビが出てくる。シリーズとして、特段斬新なアイディアが無くてもヒットする自信があるから冒険はしない。近年の年老いたスピルバーグ節に沿っている。
 俳優もスターは扱っていない。そんなとこに金を使うのはムダだからだ。どうせ観客はリアルな恐竜を観たいだけなのだから。ある意味、大変悲しいシリーズである。
オイラはこのシリーズ、一番好きなのは3番目のやつである。その理由は94分と短いからだ。もう世界観は分かっているので、無駄のないアクションとして十分な時間である。この程度の映画に2時間はいらない。