シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

 1995年の「ジュマンジ」の続編。
 オイラはジュマンジの続編は「スーラ」だと勘違いしていた。本作は当初リブート作品を企画していたが、かなりの抵抗があったようだ。それだけジュマンジはよくできた作品だった。当時最新のCGを屈指した映像ばかりが話題になった。しかし、実際大人の目線を十分満足させるテーマと物語があったのだ。そんなスッタモンダの中で生まれた今回の続編は、興行的に大ヒットした。その理由を確認してみよう。
 なるほどこれはお見事、面白い。完全に毛色を変えたアクション・コメディとして絶賛したい。続編がよく失敗するのは同じ路線にするからで、本作の成功はエイリアンが、スリラーからアクションに変身して大ヒットしたのと似ている。
 ゲームの世界に入ってゴールを目指す展開は、ファンタジーSFにありがちなストーリーだけど、適当に選んだアバターに変身して活躍させるアイディアが旨い。これがコメディとしてバックボーンになっているので、とても自然に笑いが込上げてくる。4人のキャラがとても立っているので、夢の国の映像にまったく負けていない。ハッピーエンドへのくだりも、序盤の伏線が効いて感動すら覚える。
 主演はロック様。今回は彼のコメディセンスが爆発していて、ただの筋肉自慢のアクション俳優ではないのがよく分かる。
 前回観た「ランペイジ〜」同様、ファミリー向けお勧め映画だ。