熊本地震に被災し、お亡くなりになられた皆様、謹んでお悔やみ申し上げます。
この度の広域地震は予測不能な波及をもたらし、前兆、本震、余震が同レベルで襲ってくるという恐ろしいもの。一回の衝撃には耐えられても、立て続けにくる振動にはどんな構造物も耐えられない。避難した市民が避難所に入れなくて、外で毛布に包まっているなんてあってはならないことだ。
支援物資も足りず、阪神大震災や東日本大震災の教訓は生かされているのだろうか。インフラの整備がされても、いざ大規模な自然災害に見舞われればあっという間に寸断され、陸上交通網はまったく機能しなくなってしまう。物資の輸送どころか、他からの緊急支援も陸路を基本とする消防機関は対応が遅れてしまう。
地震に対する援助体制を陸路に頼るのは間違いだ。もっと大型輸送ヘリを中心とした、空の交通網が発達してもいいのではないか。各自治体に輸送ヘリを最低一機は常備するような条文が、災害対策基本法にあっても不思議ではない。日本は地震大国なんだから。
