シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

 朝一番で観に行った。上映ブースが4つもあるのに8割方椅子が埋まるとはさすがである。これまでの興行収益は4兆円を超え、経済効果も含めると国家予算に及ぶ金を動かした、化け物中のバケモノ映画シリーズである。その最新作にあたり、監督がルーカスからJ・J・エイブラムスに交代。相当なプレッシャーだっただろう。
 ネタバレしてボロクソに書き込めば、どんな狂信者に狙われるか分からんので適当にしとく。この監督はスタートレックの復活を見事に果たした手腕の持ち主、A級SF大作を撮らせれば安心だ。そうした意味では満足のいく出来だったと思う。
 この映画のターゲットはどこだろうか。入場者を見渡すと7割方50歳以上で、最初の作品から学生時代にリアルタイムで見てきたファンだ。若い層はほとんどいない。つまり、主人公を筆頭に次世代の新キャラを演じる役者は知名度がないのである。したがって、ほとんどファンは老いたハン・ソロやレイア婆、ルークの登場を見に来ているといっていい。実際、その点はすごく満足している。3人とも実にイカシテルのである。役どころも実際の時系列に沿っているので、まったく無理がない。当然アクションは無理があるが。
 おそらく観客のほとんどは観始めて中盤までは「ムフフ・・」とニヤけながら楽しくウキウキ気分で見ていたことだろう。そして、中盤を過ぎた頃、カイロ・レンの正体が分かると先が見えてくる。そこでこの監督ならと、さらに展開に期待を持ったはずだ。後半に入り、「おいおいこのまま・・嘘だろ?」と呆気にとられたのはオイラだけではあるまい。
 J・J・エイブラムスはルーカスから「お前の映画だから好きなように撮れ」と励まされたという。さらにプレッシャーが重くなったのだろうか。
 このエピソード7は一言でいえばこうだ。
「エピソード○を○○○○○した。」観た人なら分かるだろう。