シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲

 昨年公開のイギリス製コメディ。ジョニー・イングリッシュは2003年からのシリーズもので、3作目に当たる。それにしては15年も経っているが。主演は ローワン・アトキンソン。日本で言えば、志村けんに相当しようか。オイラは一世を風靡した「ミスター・ビーン」以来、彼のコメディは観ていない。今回観る気になったのは、ヒロインがオルガ・キュレンコだからだ。

 そんな調子で期待もせずに観始め、いやはや文句なしに笑わせてくれた。バカバカしいコメディは中々笑わせてくれない。わざとらしさが鼻についてしまうのだ。しかし本作は本当に笑えた。ローワン・アトキンソンが老けたおかげで、コメディの面白味が自然に受けられるようになったようだ。笑いのアイデアが実にいい。特に主人公がVRを試す下りは最高だ。

 元ボンドガールのオルガ・キュレンコが、こんなoo7のパロディに出演するだけで面白い。しかも、慰めの報酬のときより美しく、ボンドガールらしいのがイカシテル。

 作品自体も、デジタル時代にアナログ爺さんが大活躍と言う姿が微笑ましく、世代的にとても共感するところだ。コメディ嫌いにも観ていただきたい。


映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』本予告