アキュのC-3850を購入した友人、ニコニコである。導入当初では冷静な顔で感想を言いながらも、そこはかとない不満を隠している気がしたものだった。きっとシステムに新人が居ついたのだろう。
オーディオ機器は無機質な機械のくせに、新しい家に泊まる緊張感から馴染むことでトゲも消え失せていくオカルトな一面がある。だから短期の自宅視聴もあてにならないのだ。
気を良くした彼はケーブルを新調した。アコリバの最新RCAケーブル、新導体PC-tripleCを採用したハイエンド・ケーブルだ。ちなみに彼はアコリバを信頼しており、これまではPCOCCA導体を好んで使っていた。そこに一部入り混じった新導体、どうも気に入らないらしい。20万円もするケーブルを買って、気に入らないとオイラも言ってみたいものだ。
いつぞやのゾノトーン電源ケーブルのとき同様、速攻で売りに出すのかと聞けばあまり使わないフォノイコライザーのラインに使っているという。可愛そうなPC-tripleC・・
さて、彼がC-3850を買うときに下取りしたC-290Vに値が付いた。彼は40万位で売るんだろうかと言っていたが、なになに60万近い値が付いている。彼はラックに入れたままボリュームくらいしか触れていないので、傷ひとつ無い極上品だ。しかも専用フォノイコAD-290V内臓でこの価格なら超掘り出し物だ。
アキュ最後のアナログボリューム、長岡鉄男が最後に絶賛使用していたプリアンプ。早い者勝ちである。