シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ポールモーリアのSHM−CD

 以前、学生時代はイージーリスニングがブームで、特に中学生の頃はポールモーリアに嵌っていたことを書いた。そして、近年ポール婦人の協力を得て「新ポール・モーリア・グランド・オーケストラ」を結成、期待したそのアルバムはゴミであったことを報告した。(2013-8-20 懐かしのポールモーリア参照)
 このニセ・ポールモーリア楽団の演奏はSHM−CD仕様であったが、比較対象がないので音質的にも魅力を感じなかった。それが最近、このニセ楽団のCDが出るちょっと前にオリジナル楽団のSHM−CD仕様が発売されていることを知った。レビューを見るとファンはその音質の良さに驚いている様子で、これは買ってみようと思い立った。
 このCDは日本のファンが得票で選んだ50選で、選者の平均年齢は54歳だという。そのリクエストの多くが70年代の黄金期の曲だというから、もう頷くばかりだ。当然、ポールモーリアはCD時代に入ってからも録音し直したこともあり、デジタル録音としてのベスト盤も存在する。しかしここでSHM−CD化したのは、アナログ時代のオリジナルだ。6大ヒット曲を中心に聴き比べてみる。
 これは確かにすばらしい!妙な味付けもなく、鮮度、透明度が桁違いに向上している。とりわけセパレーションと広がり感が見事だ。これを聴いた後は通常CDは根暗で聴けなくなる。思わず感動してしまったが、思えば中学生の頃に買ってきたEP盤に初めて針を落としたときの感動はこんなものではなかった。
 物置に追いやったアナログ盤を今復活したらどんな音なのだろうか・・と思いもしたが、プレーヤーをセッティングするのも大変だし、なによりフォノイコライザーが無かったわい。(ノ≧∀≦)