シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

紙ジャケCD

 レコードの時代はジャケ買いをよくしたものだった。ジャケットのデザインの良さに霊感を引っ張られてサイフの口が開いたのだ。それがCD時代になって、あまりに小さいケースに収まるとそうした意欲は萎んでしまった。
 それが復刻盤を中心に昔ながらの紙ジャケットに収めたCDが売られるようになり、懐古趣味な御仁の心をくすぐる様になった。そんな紙ジャケCDの中古が懇意のショップに大量に入ってきた。これは掘り出し物がありそうだ。何故なら、メンドクサガリな店長はSHM-CDだろうと何でも300円均一にしてしまうからだ。(^o^)
 あるあるある!ゴソっとまとめて購入。新品にしか思えない状態の良さ、すべてオビ付きなのだ。そして、復刻盤のほとんどが20bitK2等のマスタリングで生き返ったものばかりである。
 ざらっと聴いてみて再認識したのが、昔(50〜60年代)の録音は決して悪くないこと。たしかにSN感や広がりを求めるべくもないが、密度の高い音がグっと張り出す気持ちの良さは最新録音では味わえないものだ。それに音楽的にとてもオシャレで、この時ばかりは歳喰ってて良かった思ったりもする。
 中には、今時の高音質盤にひけを取らないくらい立体的で鮮度の高い音に驚くものもあった。アビ・レーンの「ザ・レディ・イン・レッド」やボブ・トンプソンの「ソー・ナイス!」がそうで、正直言ってジャケ買いだったのだが大当たりであった。オイラの霊感もまだ捨てたもんじゃないな。