シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

池波正太郎の時代劇

 以前も触れたが、オイラは「時代劇は必殺です。」の一人だ。だから必殺仕掛人はよく知っている。でも、これが池波正太郎作品で、鬼平犯科帳剣客商売もそうだと知ったのは近年のことである。
 なぜなら、いわゆる勧善懲悪、予定調和のチャンバラ時代劇という図式が嫌いで、アウトローな殺し屋を主役に置いた必殺系や座頭市に嵌っていたからだ。
 それが隣家の接骨院に治療で通う合間に、待合室に置かれた時代劇の漫画を読み始めてみて、正統派時代劇も気に入ってしまったわけ。今は剣客商売を中古本で買ったりしているが、鬼平犯科帳もセット収録さているので読み始め、気に入り始めている。この好感はなんだろうか。
 アウトローな世界を描いた仕掛人を含めて、この3つの時代劇には共通点がある。それは欠点を持つ主人公と、ホノボノとした江戸風情や人情がベースに敷かれているという点だ。これが齢五十を越えても漫画を読むオイラには心に染みてきたようである。旅先事件の話では、地元が舞台になったりして楽しい。ヽ(・∀・)ノ
 作画家としては、好みとして「さいとうたかを」氏の劇画が見やすく慣れ親しんでいる。

1冊100円。また買ってみよう。