仕事人シリーズも野際陽子が他界して終えるかと思ったら継続するらしい。
まあ、そのあたりは主軸でもないので、どうにでもなると言ったところだろう。今回は物々交換屋を裏で操る不気味な悪徳大商人として、西田敏行を目玉にしている。主役の渡辺小五郎が、表の仕事にするか裏で始末するのかで思案する展開は珍しい。
それにしてもである。実にゆるい話であり、魅力の無い配役だ。なにも驚きはなく、歯が浮くほどわざとらしい。ハードな印象は欠片も無く、個々の仕事の前に必ずくだらないセリフがあるのが臭い。まあ、今始まったことではないが今回は輪をかけて目に付く。西田敏行もつまらん死に方で、平成最後の必殺と言いながらスタッフにやる気が感じられない。音楽も使い回せばいいと定番から何も変わらない。
もはやオイラは必殺シリーズから決別しよう。仕掛人からほとんど見てきたファンが見捨てる低落ぶり・・このまま子供だましで続けるならどうぞ。