シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

仕掛人

 今更なんで仕掛人?漫画のカテゴリーとしたのは、昨今読んだ一話にいたく感動したのである。それは「梅安夢地獄」という話だ。
 仕掛人必殺シリーズを生み出す切っかけとなった作品で、江戸時代のプロの殺し屋の話だ。あくまでプロフェッショナルに徹しているので、後の仕事人のような軟弱さはない。しっかりとした闇の稼業としてのシステムがあって、そこに掟がある。
 本来、闇の世界の人間が依頼人接触して直接金の受け渡しがあるはずもなく、TVで必殺シリーズが定着した後も、新必殺仕置人や仕事人激闘編は仲介する闇のフィクサーを登場させた。元祖の仕掛人では「蔓」という存在で登場する。
「梅安夢地獄」は珍しくこの「蔓」という元締めに焦点を当てた作品で、裏稼業の厳しさと緊張感があって、それでいて根底に人情が伝わる大変良い話になっている。
 あらすじを紹介しようと思ったが、どうにも上手く書けん。(ノ´□`) 面白いと思った作品の感想は書き慣れているが、それが伝わるようにストーリーをまとめるのは難しい・・映画のブログや作品紹介を見ると、ホントに上手くまとめている。うらやましい能力だ。
 どこかで目にしたら読んでみてほしい。こんな時代劇、こんな必殺が今実写化するのを望む。