シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

木がいい

 振り返って、11月23日の画像を見ていただきたい。
 BGM用のケンウッドR-K1000-Nというフルデジタル・レシーバーの足元に、不似合いな大きさのインシュレーターが嵌っている。昔使っていた山本音響工芸の木製スパイク型インシュレーターで、ミズメ桜の凸凹セットであるが、すでに現行商品ではない。
 今まではBGM用なのであまり気を使わずに、鉛のフラット板の上に置いていた。何気なく試してみたのだが仰天する音質の変化であった。密閉型スピーカーの宿命と諦めていた中低域以下の抜けの悪さが、スカっと抜けきってしまったのだ。BGM用がメインシステムを脅かすほどのバランスと好音質に変貌してしまい、少々ショックである。何がこんなにハマってしまったのか。
 これまでの経験上、どうも木を上手く使うと癖を隠して心地よさを発揮するようである。メインシステムのラックは木製、CDPのインシュレーターも木製、DACに至っては箱自体が木製だ。もちろん、FALの足元もしかり。しかし、すべてが木ならいいかといえばそうでもない。俯瞰すれば、多くの機材はベースボードに硬質な無機素材を使っている。意図したわけではないが、これが木材の欠点である緩みを防いでいる気がする。
 無機質なベースボードの上にそのまま金属製の機器を置かず、木製のインシュレーターを挟むのが基本的に良いようだ。現状の音が結構お気に入りなので、この方式がオイラのツボなのかもしれない。


公園や神社の木も色づいた。