シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

パーカー

 ジェイソン・ステイサム主演の2013年公開作。何度か映画化された悪党パーカー・シリーズの一編だ。
 同シリーズ作はメル・ギブソンの「ペイバック」が記憶にある。泥棒をして、仲間に裏切られて、頭に来て復讐〜異なる話を映画化したにも関わらず両者は大変よく似ている。
 ジェイソン・ステイサムはいつも同じような役柄で、同じような性格、同じようなタフネス、同じように無敵の強さを演じている。さぞかし飽きていることだろう。セガールオヤジと同じだ。セガールがそれを嫌って自分の好む色を加えた「沈黙の要塞」は作品自体が沈黙してしまった。だからファンが嫌気を起こすまで固まったイメージで突き進むことだ。
 今回、相棒を務めるのはジェニファー・ロペス。歳は喰ってもダンシング・クイーンはエエ体しとる。中年女の悲哀を引きずりながら、主役のフェロモンに惹かれて手を貸していく。この流れは中々良い。本作が2時間弱の時間を使っている理由がここにあると言っていい。本来なら、90分位で仕上げるB級作なのだ。パーカーの義理のオヤジとしてニック・ノルティの顔を久々に見た。実に老けたのう。(´ω`)
 まあ、とにかくジェイソン・ステイサムはいつも通りなので、安心してビールを飲みながら観ればいい。ハゲもカッコいいというイメージを今後も保ってくれ。