シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

一番お気に入りのOO7

もうじきOO7「スカイフォール」が公開される。どうせ寡黙なボンドに暗い話だと思うので無視するつもりでいたが、アデルが歌う主題歌がすばらしい。よって、お情けで観に行ってやるとしよう。(  ̄▽ ̄)
 さて、本日中古CDのゴミあさりをしていたら、OO7ワールド・イズ・ノット・イナフのサントラが250円で売られていた。ガービッジの歌う主題歌が気に入っているので購入。思えばこの19作目が今までで一番面白かったと感じている。
 シリーズ中、指折りの大ヒットになったのも頷けるものだ。作風がヤバイほどアダルトで、R15指定でもいい位である。本作は弩M男のための作品で、もちろん女王様はソフィー・マルソー。波乱万丈を生きた元アイドルは男を手玉に取り、拷問にかける。もう、股間が爆発寸前だ。もう一人のボンドガールであるデニス・リチャーズはまったく存在感ゼロ。ゴールデンラズベリー賞まで授与されたほど。おかげで妖艶なソフィー様が一層引き立っているから結果オーライなのだ。敵役のロバート・カーライルは痛みを感じない男を演じる。まさに究極のマゾだ。
 オープニング前の記録的長尺の派手なアクションや、予想だにしない話の展開だけでも他のOO7を十分凌駕しているが、本作の最大の魅力はこのSM気質にあり、まさに興奮の坩堝なのである。最期には潜水艦が勃起して先端が爆発、M男がイってしまうのを見事に暗示しているではないか。

ガービッジはこの後、サラコナー・クロニクルズでT-1000型に進化するのだ。

こっちがオリジナル。