ミレニアム前後はクラシカルクロスオーバーの曲がブームとなり、特にサラ・ブライトマンの影響で美人ソプラニストが続々とデビューした。
すでに名声を纏ってデビューする美女は、壮大なオーケストラをバックに歌い、ヒット後の次作も約束される。対して、音楽学校出たての無名美人はプロデューサーの掘り起こしで発見され、サンプリングや打ち込み系のバックでデビューする。そんな傾向がある。そして後者は一発屋となることが多く、そんなアルバムは貴重だ。
ここでは、セカンドアルバムが検索し得ないクラシカルクロスオーバーな美女を引っ張り出したつもり。誤解であったらスマン。
左から上段
・NAIR/SUNRISE
エジプトのオペラ歌手の娘。ピアノも堪能で4オクターブのパワフルな美声を持つ。
・キーディー/アイ・ビリーブ・マイ・ハート
映画「モディリアーニ~真実の愛~」の主題歌を歌う。固めの声で癒し系ではない。
・カリーヌ/ボレロ
本格的なベルカントを聴かせる。ボレロはクラシックではなくオリジナル曲だ。
左から下段
・ジョアーリア/ライク・ア・ドリーム
ビブラートを使わない天上界の声。ヴァンゲリスやヤニーを敬愛するイタリア人。
・サーシャ&ショウナ/妖精の歌
米国生まれの超美形2人組み。品のあるアレンジでクラシックを聴かせる。
・ユリア/イントゥ・ザ・ウエスト
一発屋ではないが、セカンドアルバムが国内では入手困難。ロシア生まれのニュージーランド歌手。自声そのものですべてを癒す天賦の才を持つ女性。